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家族の闇

万引き家族を見た。直後に5歳の女の子のあんな事件があった。

(ちょっと暗いトーンですみません)


家族って。複雑な思いになった。


「家族」と聞くと、おじいちゃん、おばあちゃん、お父さん、お母さん、子どもがにっこり笑ってるほのぼのとした温かいイメージがある。家族は、寝食を共にし、互いの生活を支え、親密な関係性の中で情緒を育み、人間としての暮らしの基盤となる場所。しかし、その密度の濃い、密閉された関係性は、一見だけでは外から伺い知れず、狭いハコの中で、さまざまな恐ろしいことが起こりうる危険性も孕んでいる。その危うさを感じる。


小さい頃、親がよくケンカをしていた。幼いながらに、両親のパワーバランスは見るから明らかだった。だけれども、どうしてそうなっているのかわからなかった。ただ、不憫で嫌だった。ただじっと耐えてそこにいるしかできなかった。



誰もどうやっていい家族を作ればいいかなんて教わらない。

母になり方、父になり方、なんてわからない(笑)

それは大人になるにつれて、人格が自然に形成されていき、正しい判断、正しい行動ができるようになる前提に、大きくなれば「自然に」責任感が持てるであろう、そういう教育を日本国家は行っているであろういう前提?なのか。


肉体の成長は自然でも、こころの成長は、人それぞれだと思う。

置かれた環境、周りの大人たちの影響を強く受けざるを得ないと思う。


願わくば、いい影響を与える集団でありたい。

そのために、ちゃんと人の話を聴ける大人になりたい。どうにかこうにか、自分の感情を整理できるようになりたい。なるべく批判的ではなく、オープンマインドでいたい。


やっぱり大人のこころの余裕が大事だな。気持ちにゆとりがないとき、視野が狭くなっている自分に気づく。そんなときは身体も硬く、カチコチになっている。子どもから見たらきっと恐いだろう。実際恐い顔をしている(笑)


万引き家族を観て、世の中の不条理さみたいなのに感情が変な感じになり、切ないやら、苦しいやら、温かいやら、こんな感情にさせる映画はなかなかないと思った。


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